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私が出会ってきたお肉の中で一番です

36年という料理人人生を歩んできて、色々な国や、日本の色々な種類の牛のお肉を扱い、食べてきました。

北は北海道から、南は鹿児島まで、色々な産地のお肉を食べました。

海辺の近くで育てられている牛のお肉は、焼くときに少し塩分を減らして焼かないと、塩味が強くなったり、南の温かい地方で育てられた牛のお肉は、脂身が重いかったり、北の寒い所で育った牛のお肉派、身がしまって脂とのバランスもいいのですが、少し物足りないような味わいです。

又餌によってお肉の味わいも変わってきます。

果物やアルコールを与えて育てられた牛のお肉派、少し甘みも感じます。

又雄牛と雌牛とでも変わってきます。

昔から見た目が綺麗なのはオス牛のお肉。

味わいが美味しいのは、メス牛のお肉と言われてきました。

一般的に販売されている和牛のお肉のほとんどがオス牛のお肉です。ですからお肉屋さんに並んでいると、とてもきれいで美味しそうですよね。

ではなぜメス牛はあまり出回っていないのか?それはメス牛の集荷量が少ないのと、お肉自体の変色が速いので取り扱い肉の、あまり好まれてお肉屋さんは扱われないようです。

当店で取り扱っている和牛のお肉は雌牛のみです。肉質も柔らかく、そしてなんといっても牛臭くなく脂身の甘くとても美味しいお肉です。

冒頭でも申し上げましたが、私の料理人人生、色々な和牛を扱ってきましたが、本当に一番美味しいお肉たと、声高らかに言わせて頂きます。